2019年9月19日木曜日

広島 参加報告

再びヒロシマへ 原水禁広島大会参加報告         
                                                           小諸東中学校 水上 均
  支部評議員会等で広く募集しましたが希望者がないということで、2017年に引き続き、再びヒロシマへ行ってきました。
  初日(4日)到着後すぐに、各支部から広島へ送られた折鶴を「原爆の子の像」に掲げに行きました。女性部を中心に皆さんの思いが寄せられた折り鶴を、しっかりと捧げてきました。
  その後「広島平和記念資料館」の見学に向かいました。資料館はマスコミ等でも報じられていましたが、このほどリニューアル工事が終わり、犠牲になった特に少年少女が身につけていた衣服や持ち物などが、当時の写真とともに展示されていました。ただ、それを漠然と事実として、遺品として見るだけではなく、遺された品々から犠牲者が感じた「熱さ」「苦しさ」「痛み」などに思いを寄せることが大切だと、2日目の分科会に参加された方からの報告を聞き、確かに自分も「ただただ見ていただけなのか…」と思いを新たにしました。
  また、資料館には多くの外国人が訪れていました。彼らの目には「被爆国日本・ヒロシマ」がどのように映っているのか、とても興味がわきました。もしかして日本人よりも興味や関心・意識が高いのかも知れません。
  2日目のフォールドワークを経て、6日は記念式典でした。式典が行われた午前中は雨降りでした。広島でこの日に雨が降るのは珍しいのだそうです。首相の話を遠くから聞きました。いつかの支部教研で新聞記者の方だったかの話を聞いたことがあります。「要人は、『何を語ったか』も大事だが、同じように『何を語らなかったか』にも注目する必要がある…」と言われていたのを思い出しました。首相の言葉は、広島市長や子どもたちの平和・核兵器廃絶への熱意あふれる言葉とちがい、とても空虚に聞こえました。そういえば、15日の戦没者慰霊式での話も同様に感じました。
  6日の午後はフリーだったので、広島電鉄で30分程、そこから連絡船で10分の宮島へ行ってきました。なんと厳島神社の大鳥居は修理中で、鉄筋の足場に囲まれてしまって見る影もありませんでしたが、こんなことはめったにないことと、干潮を待って真下から眺めてきました。
原水禁大会の広島行きは毎年募集しているようですので、皆さんもぜひ暑い広島へ足を運んでみて下さい。きっと得ることが数多くあると思います。



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